【レビュー】ゼロ — 堀江貴文(著)

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つまり、「掛け算の答え」を求めているあなたはいま、「ゼロ」なのである。

そしてゼロになにを掛けたところで、ゼロのままだ。

物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。

まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。

小さく地道な一歩を踏み出す。

ほんとうの成功とは、そこからはじまるのだ。

引用:ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

初回記入日:2025/03/01

目次

掛け算の誘惑

読んでみて、掛け算の誘惑に勝てなかった過去を思い出した。

当時、ニートで会社勤めは無理だと思ってたから、何がなんでも会社勤め以外で金を稼がなければと思っていた。
そんな状態の時は、ショートカットや飛び道具を心のどこかで求めてしまう。

なので、あの時に買う必要はなかったものをいろいろ買ってしまったなと思う。

加えて、一度買って失敗すると、ゼロどころかマイナスだ。
怖いのはマイナスになる程、一発逆転で取り返したいという欲が出てくることだ。

マイナスに、プラスの何かをかけてもマイナスなのに。

そんな過去の経験と照らし合わせながら、本書を読んでいた。

あの堀江さんでも1つ足してきたということが、時系列でエピソードと共にわかる本。

小学生からのエピソードあり

僕が読んできた中では、時系列で堀江さんの過去を振り返る本は出会ったことがなかった。
なので、新鮮に読めた。

大変おこごましいが、
小学生からのエピソードを見ると、頭がいい少年だったんだなと思うが、ずば抜けて天才だったかというと、そんな印象は読んでみてなかった。

今の堀江さんは実績がありすぎて遠すぎる存在だが、だからこそ
そんな人が、1歩ずつ駆け上がってきたことを体験できて、印象深かった。

成果と、ハマることの関係性

本書では、とにかくハマれ、という内容が含まれている。

確かに自分の過去を振り返っても、好きで勝手にやってたことが勝手に評価されている。
(というか、昔から努力が苦手で、好きなことしかやってなかった)

例えば、趣味でプログラミングをいじり、業務効率化を目的に色々遊んでた経験が、今の仕事に役立っている。

結局、
努力してる人よりも好きでハマってしている人の方がスキルアップが早いので、後者の方が成果があげやすい

というのは、よく言われている思う。

ただ、僕はこの本を読んで思ったのは、ハマることで熱量が自然と他者に伝わることも、要因の1つだろうなということだ。

自分は、熱量がある方ではないが、自分が好きだなと思っていることを話すと、
「急にめちゃくちゃ喋るね」
「〇〇の話する時楽そうだな」
などと、大体言われる。
(例えば、大学院時代に研究していた惑星の話をするときなど)

ハマるくらい好きなことは、僕みたいな感情が表に出ないタイプでも自然と出てしまう。
その熱が、他者にも伝わり、チャンスが降ってきたり、評価されるから、成果を上げやすいという側面もあるのかもしれない。
成果は、他者から評価されて生まれるのだから。

現状、成功とは程遠い状況だが、それでも過去に金を稼ぐことだけ考えていた頃よりも、
はるかに自分がやりたいと思っていることをできている今の方が楽しい。

まとめ

自分がやりたいなって思うことは大抵、金になりづらい。
少なくとも僕は。

だからこそ、うまくいかなくなった時に、思い返したい本。

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